今年もメジャーリーグで大活躍のイチロー。
プロ野球選手としてはスリムで、敏捷そうに見えますよね。それもそのはず、彼の体脂肪率は6%。元プロサッカー選手だった中田英寿に至っては、現役時代、体脂肪率はなんと4%に過ぎませんでした。
一般の成人の場合が15%~25%位ですから、イチローや中田がいかに驚異的な肉体かがわかります。
これに対して一般の人を悩ませているのが、脂肪の溜め込み過ぎ。
確かにカラダに脂肪が過度につくと、生活習慣病にかかりやすくなります。
ただ実をいうと、体脂肪は人間には不可欠なものなのです。
体内に存在する脂肪の約90%は中性脂肪で、そのほかにコレステロール、リン脂質、脂肪酸が存在します。
中性脂肪は人間の生命維持や運動に必要なエネルギー源で、蓄積する場所により皮下脂肪と内臓脂肪に分類できます。
一方、コレステロールは細胞膜や性ホルモンの材料に、リン脂質や脂肪酸もそれぞれ複数の役割を持っています。
こう説明されると、体脂肪って悪役どころか、健気でいとしいヤツに思えてきませんか?
そしてさらに最近の研究で、驚くべき働きが分かってきました。
体脂肪を構成している脂肪細胞は、なんと摂食抑制系を刺激する、レプチンというホルモンを分泌していることが判明したのです。
最初に説明したとおり、内臓などに脂肪が付き過ぎると、病気を誘引しがちではあります。
ただし、極端に減らすことも、健康には決してよいことではありません。そのことをしっかりと理解して、体重のコントロールを心掛けましょうね。